北京
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近年、中国から多くの人々が海外旅行に出かけており、世界中の観光業に活力をもたらしています。米国に本社を置くクルーズ会社世界最大手「プリンセス・クルーズ」も、中国市場を重視しています。
プリンセス・クルーズ社は2014年に中国市場に進出してから、これまでに3隻のクルーズ船を中国の港から出航させています。アジア各地の名所を回るクルーズコースを運営し、乗船した中国人観光客の数は数十万人に上っています。2017年に中国市場に投入された客船「マジェスティック・プリンセス」は、ローマ発の「海上シルクロードを渡り、中国のストーリーを語る」というテーマコースの運行を開始しています。
クルーズ船での旅行を求める中国人消費者のニーズは日増しに増えており、世界中のクルーズ運営会社が注目しています。また、それに伴って造船企業も協力の意欲を示しています。
プリンセス・クルーズが所有する「スカイ・プリンセス」を建造したのは、世界最大手であるイタリアのフィンカンティエリ造船所です。同社は、昨年開かれた第1回中国国際輸入博覧会で、中国船舶工業グループとの間に、大型クルーズ船を建造する契約を締結しています。(殷、謙)