北京
PM2.577
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本日の訪問先は、北京のある住宅地。ここに住むのは、劉徳有さん (87歳)。劉さんは1950年代に中日間の翻訳活動を始め、60年代から「光明日報」の記者として日本に駐在したこともあり、日本での駐在歴はかれこれ20年にも上ります。その後は中国の文化次官に就任し、中日友好関係の発展における重鎮といっても過言ではありません。数年前から仕事の第一線を離れ、定年生活を満喫している劉さんとご夫人の顧娟敏さんにとって、毎年北京で神宮寺さん一家と再会することは、劉家の「定例行事」になりました。二人が出会ったのは、1960年代半ば、劉さんが駐在記者として東京に赴任していた頃でした。その後、中日両国の間には何度もの紆余曲折が訪れましたが、二人の友情は半世紀以上にわたってずっと固く結ばれています。劉さん曰く、「神宮寺さんとの友情は2人だけにとどまらない家族ぐるみの付き合い」なのだそうです。