北京
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オーストラリアメディアの報道によりますと、アデレード動物園に暮らしているジャイアントパンダの「福妮(フーニー)」と「網網(ワンワン)」はこのほど、5回目の受胎に失敗し、今年中に中国に返還されるということです。
「福妮(フーニー)」と「網網(ワンワン)」は2009年にアデレード動物園に送られ、オーストラリアでの生活を始めました。今はオーストラリアにいるたった二頭のパンダでもあります。昨年9月、動物園側は雌の福妮(フーニー)に2回にわたって人工授精を行い、5回目の受胎に挑みました。その後、福妮(フーニー)は妊娠反応を見せたものの、2週間前にプロゲステロン受容体が低下しはじめました。これはまもなく分娩するか、偽妊娠の兆しのどちらかです。
同動物園のパンダ飼育員によりますと、偽妊娠の期間中、体内のホルモン変化や行動などは本当の妊娠状態とそっくりなため、妊娠したかどうか判断するのは至難なことです。結局、福妮(フーニー)は現在までに分娩しなかったため、偽妊娠だったことが分かりました。
報道によりますと、オーストラリア政府は毎年「福妮(フーニー)」と「網網(ワンワン)」に約100万豪ドルを費やし、パンダ館の隔離フェンスの建造費用だけでも800万豪ドルもかかったということです。しかし、同動物園の最高経営責任者は取材に対し、「パンダを迎えるために建造した専門施設やこれまで9年間の飼育経験は貴重なもので、今後のパンダ繁殖につながる得がたい参考になるだろう」との考えを示しました。(Lin、星)