少数民族に思いを寄せて<習近平氏が語る国民生活の物語(六)>

2019-02-10 17:33  CRI

 56の民族を有する中国において、今もまだ生活に不便な辺境地域に暮らす少数民族は少なくありません。どのようにすれば、すべての少数民族が幸せに暮らせるようになるのか、それは、最高指導者である習近平氏がずっと気にかけてきたことです。

 2012年に中国共産党第18回全国代表大会が開催されて以来、習氏は少数民族の生活の実態を捉え、それに合わせた民族団結と少数民族地域の発展政策を策定するために、数多くの少数民族居住地に、まめに足を運び続けました。

 2015年の最初の視察先は、雲南省にあるトーロン族(独龍族)の居住エリアでした。トーロン族が住む「トーロン江郷」は、雲南省怒江リス族自治州貢山県に位置しており、中国有数の辺境の地とされています。2014年の元旦前夜、現地の幹部と民衆らは習近平主席宛に書簡を送り、高黎貢山トーロン江道路トンネルがまもなく貫通することを報告しました。この朗報に接し、習氏は早速、お祝いの返信を送りました。それから1年後、習氏は雲南省への視察の中で、自身が宿泊するホテルにトーロン族の人々を招待しました。

 その際、習氏は「トーロン族の人口はわずか6900人あまりと少ないが、56の民族からなる大家族の、平等な一員だ。われわれは現在、中華民族の偉大なる復興と、中国の夢という神聖なる使命を担っており、どの民族も欠けることなく、全面的な小康社会(いくらかゆとりのある社会)を実現しなければならない。中国共産党は各民族の発展に関心を寄せている。全国各民族の人民が共同で小康社会に向けて突き進む必要がある。党と政府はいつまでも皆さんを支持していきたい」と話しました。

图片默认标题_fororder_图1:2015年1月,习近平在云南与独龙族干部群众在一起

習近平氏とトーロン族の皆さん  2015年1月、雲南省にて

 中国の陸地面積の6分の1を占める新疆ウイグル自治区には、漢族やウイグル族、カザフ族などを含む47の民族が暮らしています。この土地の安定と発展も、習近平主席がいつも関心を寄せる事柄です。中国共産党第18回全国代表大会開催後の初の新疆訪問として、2014年4月に習氏は新疆南部のカシュガル地区を訪れました。ウイグル族の村民の家を訪問した際には、その家族の生産と生活の実情を捉えるために、習氏は応接間やキッチン、羊小屋、果樹園、農機具などを視察しました。

图片默认标题_fororder_图2:2014年4月,习近平在南疆喀什考察,到维吾尔族村民家做客

2014年4月、カシュガル地区を視察した習近平氏がウイグル族村民の家を訪問

 また、2017年の全国人民代表大会開催期間中、習氏は新疆ホータン(和田)地区の全人代代表に対し、「ホータン地区の農村部は土地が少ないと聞くが、あなたの村では、各家庭はどれくらいの土地を持っているか」と尋ねました。代表は、一家庭あたり1.2ムーだと答えました(1ムーは1/15ヘクタール)。

 続けて習氏が、「その土地では今、食糧を育てているか、果樹を育てているか」と聞くと、代表は「主にザクロの果樹で、その間に食糧も作っている」と答えました。

 さらに、「先ほど、あなたの発言の中に『パートナーを組んでの合同作業』という話があったが、お宅もパートナー関係を結んでいるか」という習氏の質問には、代表は「はい」と答え、「他の地域で野菜をハウス栽培している農家と協力している。一緒に働くことで、民族が家族のように団結できている」と話しました。

图片默认标题_fororder_图3:2017年两会期间,习近平和新疆代表交谈

2017年全人代期間中、習近平氏が新疆の代表と交流

 寧夏回族自治区の西海固地区は、国内でも貧困人口が比較的多く集中している地域です。この地域について、貧困対策と社会発展のことを、習氏はいつも気にかけています。2016年7月、寧夏を視察したとき、習氏はこのように語りました。

 「1997年に私がここを訪れたとき、現地の貧困状態に驚いた。その時から、党中央の政策と路線を貫徹することで、福建省と寧夏回族自治区のマンツーマン支援(比較的優位にある一方が、そうではない一方に対して与える支援)を徹底的に推進していくことを心に決めた。その後、生産活動や生活によりふさわしい場所に移住して暮らすべきという考え方により、『閩(福建の略称)寧(寧夏の略称)村』プロジェクトが発足した」 

图片默认标题_fororder_图4:2016年7月,习近平在宁夏固原向回族群众招手

2016年7月、寧夏で回族の皆さんにあいさつする習氏

 1997年4月に、当時、福建省委員会副書記と福建・寧夏マンツーマン支援指導グループのグループ長を兼任していた習氏は寧夏を視察し、同支援プロジェクトを提案し、移住先となる土地を自ら「閩寧村」と名付けました。それから20年が経ち、当時わずか8000人あまりの貧困移民村であった閩寧村は、6万人もの人口を有する閩寧鎮へと発展し、かつてのゴビ砂漠は今や「道路が通じ、生活用水と電気も使える」現代的な生態移民鎮のモデルへと変身しました。この驚天動地の変化を目の当たりにして、習氏は「20年の間に、閩寧村は閩寧鎮へと発展した。皆さんの年間収入も1人あたり500元から現在の1万元以上に上がり、約20倍の増加を果たした。皆さんが良い生活を送れるようになったことに、私も喜びを感じている。今後も寧夏の皆さんがより多くの幸せを手にいれ、貧困を抜け出して小康の目標をいち早く実現することを心より願っている」と語りました。(ミン・イヒョウ、謙)

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10月29日放送分
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