北京
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日本の宮城県仙台市出身の卓球選手・張本智和さん(15歳)は新年早々、世界ランキングを過去最高の3位に押し上げ、日本の卓球選手団で最高位に立ちました。
張本選手は去年、中国の馬龍、張継科、樊振東、林高遠などの有力選手を破り、国際卓球連盟(ITTF)のグランドファイナルで見事優勝を飾り、15歳189日で史上最年少の男子シングルスチャンピオンとなりました。
卓球は1988年にオリンピック種目になりました。日本勢はこれまで金メダルを獲得していません。張本選手は夢を隠さず、世界ランキング1位として2020年の東京オリンピックに出場すると公言しています。
張本選手は、成績面だけでなく、華人出身であることも注目を集めています。日本で生まれ育ちましたが、両親は共に中国の元卓球選手で、父親の張宇さんはかつて四川省のチームに所属し、今は張本選手のチーフコーチを務めています。母親の張凌さんは中国ナショナルチームの元メンバーで、名選手の鄧亜萍さんとチームメートでした。張本選手は2014年、父親の張宇さん、妹の美和さんとともに日本に帰化を果たし、日本代表として参戦しています。
張本選手は、中国の新聞『環球時報』の取材に対し「中国や日本に拘らず、全世界で卓球を広めて、ムードを盛り上げたい」と話しました。また、中国選手については「普段余り話す機会はないけれど、お互い高めていける競争相手になれる。これからも色々と学びたい」と謙虚に答えました。(Lin、森)
去年のワールドツアーのグランドファイナル、張本選手(右)は中国の林高遠選手を破り、大会史上最年少のチャンピオンになった。