北京
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(写真:CCTVネット春晩のリハーサル現場)
中国では、旧暦大晦日の夜、CCTV・中国中央テレビ局の新春恒例番組で「春晩」と呼ばれている「春節晩会(春節の夕べ)」が放送されています。この番組は日本のNHK「紅白歌合戦」に当たるもので、年越しには欠かせない番組となっています。一方、2011年からはインターネット上では「ネット春晩」の放送が始まり、これまでに8回行われていて、各界からの注目を集めています。今年は、中央ラジオ・テレビ総台(CMG/チャイナ・メディア・グループ)発足後初の「ネット春晩」が1月28日、旧暦12月23日の「小年」の夜に、CCTV総合チャンネルとホームページ、アプリを通じて同時放送します。
今回の「ネット春晩」は最先端の科学技術を導入し、番組のイノベーションに取り組んで、「未来ショー」を演出するということです。伝えられたところによりますと、初めて宇宙技術や衛星技術を利用して、時間と空間の制限を越えて視聴者へ斬新な視聴体験を届けるほか、様々なメディアやルートを通じて、若者の好む番組を作り、「未来視聴者」とテレビ文化の交流を拡大し、科学技術と文化の融合によって、科学技術に人情味のある価値を加えるということです。
また、見所の一つは、日本の歌姫・初音ミクの登場で、初めて中国のテレビ番組に出演します。初音ミクは可愛いイメージとバラエティに富んだ曲風で中国の二次元ファンから愛され、今年のネット春晩では、中国全土の視聴者に未来テクノロジーと中国風に満ち溢れる曲を歌い、AR技術と中国伝統文化の魅力をアピールするということです。(Lin、星)