去年の農産物オンライン小売額3000億元超に＝商務部

　商務部がこのほど明らかにしたところによりますと、去年の農産物のオンライン小売額は3000億元を突破する見込みだということです。Eコマースを農村部に導入するという総合モデル・プロジェクトが国家クラスの貧困県の80％で展開されており、商務部は今年、この総合モデル・プロジェクトを着実に推進し、条件の整った国家クラスの貧困県をすべてカバーできるようにしていくということです。

　商務部電子商取引局の騫芳莉局長は先頃、全国ビジネス活動会議の席上、これまで一部の農村貧困地区を悩ませてきた毎年の収穫期における農産物の拡販問題について、「2018年、商務部はブランド説明会や販促キャンペーンなど様々な方法を通じて、350以上の貧困県で農産物のオンライン展開を促してきた」と述べました。

　また、先頃開催された中央経済活動会議でも、2019年の活動計画を策定するにあたり、引き続き貧困撲滅活動の優先順位を据え置き、「2019年は引き続き貧困撲滅活動を着実に推進し、チベット自治区や新疆ウイグル自治区、甘粛省臨夏回族自治州、四川省涼山イ族自治州、雲南省怒江リス族自治州など、極度な貧困地区の貧困脱却と再貧困化の防止に力を入れていく」との方針が明らかにされています。（玉華、む）