北京
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中国産鶏肉と鴨肉の新たな関税でのEU輸出量設定で合意。
中国と欧州連合(EU)はこのほど、中国産の鴨肉6600トンと鶏肉5000トンについて、新たな関税割当制度を実施することで合意しました。これについて商務部の報道官は13日、北京で「世界貿易機関(WTO)の枠組み内で、中国とほかの加盟者との間で貿易摩擦を解決した成功例となった。WTOの問題解決メカニズムは合法的な権益を確保する上で重要な役割を果たしており、貿易の秩序を維持する上で多角的貿易体制は大切であることを示すものだ」と述べました。
中国は2015年4月、EU による鶏肉などに対する関税割り当て管理措置について交渉を申し入れ、WTOによる紛争解決プロセスを始めていました。
これを受けてWTOは去年4月、EUによる食肉の関税割り当てはWTOのルールに違反していると判断しました。その後、中国とEUは友好協力の精神に基づいて数回にわたり交渉し、先月末に中国産の鶏肉などの関税割り当て問題について新たな協定を結びました。
これについて、商務部の高峰報道官は歓迎の意を表し、「EUの協力意欲を称賛する」という中国側の立場を表しました。(殷、森)
(写真は商務部より)