北京
PM2.577
23/19
嫦娥4号を搭載した運搬ロケット・長征3号乙が西昌衛星発射センターから宇宙へ飛び立った
北京時間8日午前2時23分、四川省の西昌衛星発射センターから、月探査機「嫦娥4号」を載せた運搬ロケット「長征3号乙(長征3B)」が打ち上げられました。嫦娥4号は、世界初となる月の裏側への着陸を目指します。
計画では、嫦娥4号は月の裏側でのソフトランディングを成功させた後で月面探査車両を走らせ、月の裏側での位置測定や巡回を行い、軌道上の中継衛星「鵲橋」を通じて、月の裏側から地球への電波通信を試みます。
嫦娥4号プロジェクトには、中国とオランダ、ドイツ、スウェーデン、サウジアラビアとの4項目の国際協力が含まれるほか、ハルビン工業大学など国内の大学研究機関が自主開発した3つの科学試験プロジェクトが組み込まれています。
嫦娥4号プロジェクトは2016年1月に発足したもので、中継衛星と月探査機という2段階のミッションからなります。中継衛星・鵲橋は今年5月21日に打ち上げられ、現在は地球と月のラグランジュ・ポイント2(L2)周りを周回するハロー軌道に乗っています。(Lin、謙)