北京
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習近平国家主席は現地時間5日、ポルトガルの首都リスボンで、コスタ首相と会談しました。
習主席は「コスタ首相の2年前の中国訪問で双方が合意した内容が、具体的な協力の成果として現れている。両国の貿易は良好な成長ぶりを見せ、重要な分野における投資と協力も順調に進んでいる。両国の関係は史上最高の時期を迎え、新しい発展チャンスに恵まれている。今後、中国はポルトガルと連携して両国の全面的戦略パートナー関係のレベルアップに取り組んでいきたい」と示しました。
また、「次の段階では、ハイレベル往来や各クラス、各分野の交流に力を入れ、『一帯一路』の共同構築において実り豊かな成果を収めていく必要がある」と強調しました。
これに対して、コスタ首相は「習主席の訪問には重要な歴史的意義がある。両国は従来から友好関係にあり、良好な信頼関係が築かれている」と示した上で、「中国がポルトガルの金融の安定・維持のために与えてくれた支持に感謝の意を示す。今回の習主席の来訪を契機に、中国と連携して、両国関係のレベルを引き上げていきたい」と強調しました。
会談後、習近平主席とコスタ首相は共同記者会見を行いました。習主席は「今回のポルトガル訪問は実り豊かな成果をあげ、円満に成功した。今回の欧州とラテンアメリカの歴訪、G20ブエノスアイレスサミットへの出席といったプログラムにおける、最後の日程がポルトガル訪問である。今回の歴訪で、世界の平和と安定、国家の発展と繁栄、そして幸せな暮らしを求める各国国民の願いと期待をひしと感じた。現在、世界は様々な課題と試練にさらされてはいるが、中国は相互尊重と平等な協商を貫き、平和的発展と協力・共栄によって、各国と共に人類の運命共同体を築いていきたい」と述べました。(朱 謙)