北京
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習近平国家主席はアルゼンチンのブエノスアイレスで現地時間11月30日、インドのモディ首相と会談しました。
習主席は席上、「これは、モディ首相との今年4回目の会談だ。我々が両国関係の発展について合意した多くの重要な共通認識は確実に実行に移されており、両国関係の発展は好調な勢いを保っている」と指摘しました。
習主席はまた、「双方は両国間の政治外交、国境問題特別代表、安全保障、経済貿易、人的交流などの分野における対話メカニズムをしっかりと活用し、意思疎通の強化と相互信頼の増進に努めることで、実務協力と2国間貿易を拡大していくべきだ」としました。その上で、深刻なリスクや課題が増えつつある世界の経済情勢に直面して、共に保護主義と一国主義に反対し、世界貿易機関(WTO)のコア・バリューと基本的原則を踏まえて、発展途上国の権益保護に取り組み、開放型世界経済の構築に努めていかなければならないと強調しました。
一方、モディ首相は「習主席がインドとの関係を高く重視したことで、両国関係の発展は力強く後押しされた」との考えを示したほか、11月上旬に上海で開かれた国際輸入博覧会について、「世界貿易のバランスの取れた成長促進にとって、極めて重要な取組みだ」と評価しました。さらに、インド側は中国との相互信頼を深め、各種対話メカニズムの推進を通じて、印中関係を新たなレベルへ引き上げていきたいとの考えを示しました。(洋、謙)