北京
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23/19
アルゼンチンでの主要20カ国・地域首脳会合(G20サミット)を目前に控え、中国とアルゼンチンが共同制作したテレビドキュメンタリー『魅力アルゼンチン』と『魅力中国』が、本日29日から両国の国営テレビ局でゴールデンタイムに同時放送されます。
その放送開始式が28日にブエノスアイレスで開かれ、出席したヘルナン・ロンバルディ公共メディア・コンテンツ庁長官は「この2本のドキュメンタリーは、G20に捧げる良い贈り物だ」とした上で、「両国のテレビ関係者の協力や、出来上がった作品を通して、双方には多くの共通点があることが分かった。これは、両国民にとって非常に意義があることだ」と強調しました。
また、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)の慎海雄台長は挨拶の中で、「習近平国家主席は以前、文明同士の交流を行い、経験について参考にし合うことに関して意見を発表したことがある。それは『異なる文明に知恵を求め、吸収することこそが、人々に心の支えと癒しをもたらし、人類の抱える諸問題を手を携えて解決することにつながる』というものだ」と紹介しました。
その上で、「中国とアルゼンチンのメディア人が、まさにこの考えに立脚して、素晴らしいドキュメンタリーを制作した。この作品は、両国国民に相手国のことを直接的に伝え、両国の悠久の歴史と素晴らしい文明に興味を持ってもらう上で有効なものだ」と評価しました。
テレビドキュメンタリー『魅力アルゼンチン』は全4回で計100分となっており、アルゼンチンの歴史と現在、自然風景や名勝旧跡など、独自の魅力を伝える内容となっています。
一方、『魅力中国』は全2回、計120分の構成となっており、アルゼンチン側の視点で中国都市部の急速な発展と繁栄を記録すると同時に、南西部の多彩な自然風景と多元化された文化を紹介します。(HJ、藍、謙)