北京
PM2.577
3/-2
商務部は23日、「世界貿易機関(WTO)の改革における中国の立場に関する文書」を発表し、WTOの改革について3つの基本原則と5つの主張を明らかにしました。国際貿易交渉副代表を務める商務部の王受文副部長は、「WTOの改革は、発展途上国メンバーの特殊性や違いを考慮して、各国それぞれの発展モデルを尊重すべきだ」と強調しました。
王副部長は「世界経済が大きな変換期を迎えている現在、単独主義や保護貿易主義が台頭し、多角的貿易体制が大きな衝撃を受けている。WTOの権威性や有効性を強化するため、中国はWTOの改革を支持し、3つの基本原則と5つの主張を示す」と述べました。
まず3つの基本原則とは、多角的貿易体制の中心的価値を維持すること、発展途上国メンバーの利益を守ること、話し合いで一致するという意思決定メカニズムを守ることです。
そして5つの主張とは、まず多角的貿易体制が中心線だということを維持すること、次にWTOの存亡に関わる問題を優先的に取り扱うこと、3つ目に貿易ルールの公平性問題を解決し、時代のニーズに応えること、4つ目に発展途上国メンバーの特殊性や違いに配慮すること、そして5つ目はメンバー国それぞれの発展モデルを尊重すること、といった内容です。(Lin、森)