北京
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広西チワン族自治区桂林市灌陽県黄関鎮聯徳村のスーパーハイブリッド米生産基地で稲の生長状況を視察する袁隆平氏(左から2人目)
未来科学大賞2018の授賞式が18日、北京で行われ、李家洋氏、袁隆平氏、張啓発氏、馬大為氏、馮小明氏、周其林氏、林本堅氏の7人が受賞しました。
袁隆平グループが開発し、テスト生産に合格したスーパーハイブリッド米「湘両優900」を収穫するスタッフたち
このうち、「生命科学賞」を受賞した李家洋氏、袁隆平氏、張啓発氏の3人の科学者は、「稲の生産量の持続可能な成長を推進する」というテーマの中で収めた重要な成果が表彰されました。その独自性の高い活動が基礎科学分野や経済、国民生活にもたらした大きな影響も科学界に認められています。
このニュースが発表されると、ネット上では「ハイブリッド米の父」と呼ばれている袁隆平氏が再び話題になりました。22日0時までの時点で、中国のSNS微博(Weibo)には「#袁隆平氏の未来科学大賞受賞」というハッシュタグがついた投稿が8万4000件あったほか、これらの閲覧数は2億2000万件に達し、一時は検索ワードランキングの首位にも上がりました。ネットユーザーたちは「確かに、この賞は袁氏が受けるべきものだ」と評価しています。
88歳の袁氏は授賞式には出席しませんでしたが、ビデオメッセージで登場し「この賞を非常に崇高な栄誉だと思っており、評価委員会に感謝する」とした上で、「科学研究には終わりがない。ハイブリッド米を世界へ進出させることで世界の人々に幸せをもたらし、世界の食糧安全を保障するために大きな役割を果たすことが、私の夢である」と述べました。(玉華、謙)