北京
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先月、海南省を自由貿易試験区とするための全体実施案が発表されました。2020年までに高規格で質の高い自由貿易試験区とするとともに、自由貿易港の建設も徐々に進めていくとの内容となっています。また、太平洋やインド洋に向けての重要な玄関口とし、国家生態文明試験区、国際観光センター、国家重要戦略サービス地域を目指していくと強調しています。
これについて専門家は、「海南省は経済基盤が比較的弱く、産業構造も単純で、市場が未発達であり、自由貿易区や自由港を造り上げるには課題が多い」と見ており、能力や体制の整備、越境網建設の必要性を指摘しました。一方で、「海南省を中国の特色ある自由貿易港とすることにより、対外開放が一段と進むだろう」と、意気込みの姿勢も示しています。(朱 森)