北京
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習近平国家主席が20日から21日にかけてフィリピンへの公式訪問を行ったことについて、フィリピン各界が、両国の全面的戦略協力関係の今後に期待を示しています。
アルフォンソ・クシ・エネルギー相は20日、中国との天然ガス開発の政府間協力に関する覚書に調印し、「これは、南海地域における資源共有の問題を解決する選択だ」と評価しました。クシ・エネルギー相はまた、翌21日に中国工商銀行マニラ支店の開業式に出席し、「中国が持つ多くの経験が参考になる。両国の多くの面での協力展開は、両国民に利益をもたらすだろう」と話しました。
また、フィリピン中央銀行総裁の補佐役を務めるクルツ氏は21日、「両国の経済協力には重要な意義があり、大いに期待できる。特に、貿易、投資、観光などの分野では相乗効果があげられるだろう」と述べました。
さらに、マニラ首都圏にあるタギッグ市のカエタノ市長は、中国銀行や中国工商銀行、ファーウェイを初めとする中国企業の同市への進出に謝意を示した上で、「町の機能的レベルの底上げにきっと貢献してくれるだろう」と強調しました。
このほか、フィリピン商工連合会のバーセロン会長は「フィリピンの建設計画が中国の『一帯一路』と連結すれば、多くのビジネスチャンスが生まれる。中国工商銀行が支店を増やし、両国の中小企業へサポートしていくことを望んでいる」と示しました。(朱、謙)