北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は、今月15日から21日にかけてパプアニューギニア、ブルネイ、フィリピンを歴訪し、パプアニューギニアではアジア太平洋経済協力会議(APEC)第26回非公式首脳会議と、中国と国交のある太平洋の島国との首脳会議に出席しました。訪問日程の終了に際し、王毅国務委員兼外交部長がその成果などを説明しました。
王外交部長は「習主席は地域経済の統合についてAPEC各国と意見交換し、東南アジアの隣国と戦略的協力を図り、太平洋の島国と持続可能な発展に向けて青写真を描いた。訪問では、運命共同体という意識を強調し、パートナーシップを深め、『一帯一路』建設を推進し、多国間主義に対する自信を強め、共同の発展と進歩のためにより広い範囲で共通認識をまとめ、一段と弾みをつけた。保護主義、一国主義、強権政治が台頭するなか、中国はウィンウィンと協議・共同建設・共有の原則を堅持し、建設的で責任感があり、道義を重んじる大国であるとアピールしたと国内外で見られている」と述べました。
また王部長は、APEC非公式首脳会議への出席について、「習主席は会議で、国際社会が直面する課題を分析し、世界とアジア太平洋地域の経済発展や協力に向けて中国のアイデアを提供した。これは大きく注目され、反響を呼んだ」としました。
ブルネイとフィリピンへの訪問については、「いずれも習主席にとっては初めてで、中国の元首として13年ぶりの訪問であり、これら2カ国との関係発展に大きな機会をもたらした」と評価しています。
パプアニューギニアへの訪問と太平洋島国との首脳会議については「太平洋の島国は中国の周辺にあり、また21世紀の海上シルクロードの延長線上でもあり、アジア太平洋という大家族の重要なメンバーである。習主席がパプアニューギニアを初めて訪問し、4年ぶりに太平洋の島国と首脳会議を開いたことは、これらの国々との関係発展へ画期的なものとなった。また、今回の南太平洋訪問で、中国が太平洋の島国を含む発展途上国との団結と協力を強化していくことと、そしてこれが長期にわたる戦略的な選択であるといった内容を発信した」と述べました。(鵬、森)