【CRI時評】十字路に立つアジア太平洋の発展、「中国方案」が方向を指し示す

2018-11-17 20:41  CRI

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 「われわれは、同じ船に乗っている」――。11月17日、中国の習近平国家主席は運命共同体の理念をこの語句で例えて、パプアニューギニアアジア太平洋経済協力会議(APEC)CEOサミットの基調講演を始めた。40分の講演を通じて、習近平主席は「同じ船に乗りすばらしい未来を築く」というテーマで、歴史を鑑として、過去100年間に例のなかった世界の変局を分析し、開放・発展・包容・刷新・規則を指導方向とする「5点の主張」を行い、アジア太平洋の各経済体が世界経済の発展方向を把握し、有効なグローバルガバナンスの考え方を探し出すための、「中国の方案」を提言した。

 世界の経済地図で、アジア太平洋地域は成長の活力と発展の潜在力が最も大きなセクターだ。現在のところ、APECの21のメンバーのGDPは全世界の約60%、貿易額は世界全体の47%を占めている。この成果達成は、各経済体が1994年のAPECサミットで制定されたボゴール目標を指導思想として、貿易の自由化と投資の利便化を堅持したことと切り離すことができない。

 2020年というボゴール目標の期限が迫った今、アジア太平洋の各経済体の協力は改めて、ひとつの十字路に差しかかった。それは、新たな科学技術革命と産業変革というチャンスを迎えているだけでなく、反グローバル化と保護主義の台頭、経済ガバナンスの停滞などの挑戦に直面していることだ。これに対して習主席は講演の中で本質的な指摘をした。「協力か対抗か。開放か閉鎖か。相互利益とウィン・ウィンか、ゼロサムゲームか。これらの問題にどのように回答するかは、各国の利益に関係し、人類の前途の運命に関係する」との発言だ。

 講演において習主席は「自らを閉ざせば世界を失うだけで、最後には自らを失う」「科学技術の新成果は封鎖されるべきでなく、少数の者が利益をむさぼるためだけの道具にするべきでない」などの観点を提唱し、昨今の世界の発展についての問題点を突いた。習主席は、アジア太平洋の各経済体に対して「2020年以降の協力のビジョンに着目し、アジア太平洋自由貿易区の建設の推進を堅持しよう」「人民の福祉を第一として、持続可能な開発のための2030アジェンダを本国の発展戦略に組み入れよう」などと訴え、今日、十字路に立つアジア太平洋地域に立ち込める惑いの霧を一掃した。

 講演中、習近平主席はアジア太平洋の商工界関係者に、共に「一帯一路」を築くことは開放の協力プラットフォームであり、中国は市場参入の敷居を大幅に緩和しつづけ、知的財産権の保護を強化し、主動的に輸入を拡大すると強調し、アジア太平洋の商工界が来年の第2回「一帯一路」国際協力サミットと第2回中国国際輸入博覧会に参加することを歓迎すると述べた。これらは疑いなく、アジア太平洋の協力に新たな経済成長の源泉を提供するものであり、非常に具体的かつ現実的な意義を有している。

 現在、保護主義・一国主義が全世界経済の成長に影を落とし、不確実性は増大している。しかし、経済グローバル化の潮は前方に向け滔々と流れている。アジア太平洋の発展に出現した十字路には、南太平洋海岸からの暖かいそよ風が吹き寄せている。「保護主義と一国主義」という寒流を必ずや吹き払い、アジア太平洋の開放と協力の未来は明るく照らしだされるに違いない。(CRI論説員 盛玉紅)

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