北京
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国家発展改革委員会と国務院香港・マカオ事務弁公室の共催による、「共に歩んだ40年、大局に溶け込み新たな1ページを」と題した、香港とマカオの国家改革開放事業への参加40周年を記念する座談会が11日、北京で開かれました。全国政治協商会議の副主席でもある国家発展改革委員会の何立峰主任が基調演説を行ったほか、香港特別行政区政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官とマカオ特別行政区の崔世安行政長官もそれぞれ、代表団を率いて出席しました。
何主任は香港とマカオについて、演説の中で「国の発展プロセスで常に独特かつ重要な役割を発揮しており、改革開放の経験者で参加者であり、その受益者でもある」と位置づけました。そして「香港とマカオは国際貿易における大陸側の重要なパートナーであり、外国企業誘致の大元で、また海外融資のルートとして橋渡し役となり、大陸と世界をつなぐ絆を結んできた。そして地元の企業は、大陸側産業の発展や企業の活性化、市場経済のモデルチェンジ、対外開放の推進といった点で支援や参考例を提供しており、大陸側の改革浸透や開放の拡大を力強く後押しした」と評価しました。
何主任はさらに、「中国共産党の第19回全国代表大会は、現代化された社会主義国家の全面的な建設を目標とする新たな道のりを切り開き、香港とマカオの発展に新たなチャンスをもたらしている。『一国二制度』を堅持する上で、改革開放を浸透させ、香港とマカオの発展と国の発展を一層緊密に結び付けなければならない」と述べました。広東省・香港・マカオのベイエリア開発を支持すること、また香港とマカオの国家戦略への参加支援の強化や「一帯一路」建設への参加を支援して、ともに国際市場を切り開いていくとの方策を明らかにしました。(洋、森)