北京
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中国人民銀行が7日に発表した最新データによりますと、中国の外貨準備高が小幅の減少をしたということです。これについて、専門家は「原因は多重的なもの」として、今後は「変動の中で安定を保つだろう」と見ています。
公式発表データでは、2018年10月末、中国の外貨準備高が9月末と比べて339億ドル減少し、1.1%の下落幅となりました。国家外貨管理局の王春英報道官は、「主要国家の通貨政策、世界の貿易情勢、地政学的な情勢など多重の原因によって、国際金融市場の変動が激化しつつある。ドルの上げ幅が2%を超えたほか、主要国家の資産価格も調整された」とし、中国の外貨準備高の減少については「為替レートと資産価格の変動など複合的な要因によるもの」と指摘しました。
また、中国外貨投資研究院の譚雅玲院長は、「今後、外部環境には多くの不確定要素があるが、中国経済はファンダメンタルが安定しており、比較的に高い柔軟性と対応能力を有している。そのモデルチェンジとグレードアップ、対外開放のさらなる拡大につれて、資金の越境流通の安定性を保つための条件は依然として整っており、中国の外貨準備高は変動する中で、安定を保っていく見込みだ」と分析しています。(洋、謙)