北京
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中国には「改革によって生まれ変わり、振興された」とされる省があります。それが、最南端の島にある海南省です。
前世紀の80~90年代に、夢を追う多くの若者がやってきた海南島。改革開放40年を迎えた際に、中国の最高指導者はこの島で開放拡大の新たな措置を宣言したのでした。シリーズ「習主席が物語る」改革開放篇の6回目は海南省の変貌を取り上げます。
1988年4月13日、中国最南端の海南省が成立し、経済特区に指定され、全国最大の経済特区となりました。当時の海南省は農村ばかりで、インフラ整備も経済発展もかなり立ち遅れていました。しかし、元々がユニークな自然資源と地理的優位性に恵まれていたこの島は、30年の努力を経て、持続可能な発展の道を歩む国際観光島へと生まれ変わりました。
そして今年4月10日、同省で開催されたボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会の開幕式で、習近平国家主席は海南省の変貌について言及しました。
「海南省は改革によって生まれ変わり、改革によって振興された。辺境の閉鎖的な島は、中国で最も開放的で最も活力あふれる地域に発展し、経済面でも社会面でも大きな進展を遂げた。海南省の発展は、ここ40年の中国の改革開放の歴史的成果を物語っている。」
今年は海南省成立30周年に当たり、中国の改革開放が40年目を迎える節目の年です。これについて習主席はボアオでの演説の中で「中国は改革開放を揺るぎなく堅持し、開放拡大の新しい措置を実施していく。開放の成果は中国だけでなく、世界各国の人々にも恩恵をもたらすものだ」と宣言しました。(Lin、謙)