北京
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李克強総理は26日、北京の人民大会堂で日本の安倍晋三首相と会談しました。これは日本の首相の7年ぶりの訪中となります。
会談後の記者会見で、李総理は「両国政府の首脳が半年の間に相互訪問を実現したのは、双方の国民が中日関係の改善、正常な軌道への回帰、平和友好と共同発展の実現に対する期待を表すものだ。眼下の地域社会と国際社会による平和と安定の維持と手を組んで課題に立ち向かうことへの期待にもそうものだ」と述べました。
李総理はまた、「双方は中日間の四つの政治文書の各原則を守り、歴史と台湾問題に善処し、両国関係の政治基盤を維持していくことで見解の一致を見た。双方は実際の行動によって互いを協力パートナーとみなし、互いに脅威とならず、相手の平和発展を支持し合うという政治的共通認識を表し、齟齬を前向きにコントロールして、両国関係の安定かつ健全な発展を推進していく」と安倍首相との会談について紹介しました。
今回の安倍首相の訪中には千人近くの日本のビジネス界の代表団も随行しています。訪中期間中に結ばれた中日双方による契約は500件を超えています。また、この日の会談後には、李総理と安倍首相は外交やマクロ経済、証券、税関など分野に及ぶ多くの政府間文書の調印に立ち会いました。
この中で、安倍首相は「競争から協調へ、日中両国の関係は今まさに新たな段階へと移りつつある。李克強総理と共に、両国関係を大きく前進させていきたいと思う。第三国市場における日中協力を促進するため、新しい枠組みが誕生した。そして、千名を超える両国の経済人が集い、数々の協力文書に合意したことがその証だ。国際スタンダードを基礎に、ビジネス、金融、イノベーション、知的財産など様々な分野で両国の協力関係を深化させていく」と述べました。(ヒガシ)