北京
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第1回中国国際輸入博覧会が来月の5日から10日にかけて上海で開催されます。これを受けて、商務部の高峰報道官は25日、北京で、「中国は外資参入制限を一層緩和し、安定的で予測可能な外資投資環境を持続的に最適化させ、より便利なサービスを提供していく」と述べました。
高報道官はこの日の定例記者会見で、今回の博覧会の構成部分の一つである虹橋国際経済貿易フォーラムの議題について、「貿易の開放、革新、投資をカバーする」と明らかにしました。
博覧会には、130以上の国と地域の2800社余りの企業が参加を決めています。高報道官は「募集活動を順調に終えて、都市のレベルアップと会場の改築もほぼ完了した。各種準備作業も問題なく進んでいる」と述べています。
国連貿易開発会議(UNCTAD)が発表する報告書「グローバル・インベストメント・トレンド・モニター」の最新版によりますと、今年上半期、全世界の外国直接投資(FDI)は前年比41%下落し、この10年間で史上最低となった一方で、中国は世界一の海外直接投資先となったということです。
これについて高報道官は「外資政策の安定性と連続性を維持し、投資利便化のレベルを向上させ続けることは、いかなる経済体にとっても外国の直接投資を引き付ける上で重要なことだ。改革開放からの40年間、中国の外資利用政策は一貫して変わらず、各国の投資家により良いサービスを提供するための努力を続けてきた。今後、中国は外資導入の政策と措置を推進し、外資参入の制限を一層緩和するとともに、外資投資環境を持続的に最適化させて、中国が引き続き海外直接投資における最も魅力的な対象となるよう努力していく」と述べました。(玉華、謙)