北京
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国家発展改革委員会の孟瑋報道官は24日、北京で「中国の物価にはトレンドとしての上昇傾向がみられず、経済運行におけるインフレリスクはみられない」と述べました。
孟報道官は「これまでの3四半期をみれば、中国では消費者物価指数(CPI)が緩やかに成長し、上下の幅が比較的小さい」とし、9月のCPIの上昇幅について昨年同期比の上昇幅が2.5%に達したのは「季節的な要素の影響を受けたものだ」という見方を示しました。
その上、「世界では、一般的に食品、エネルギー価格の影響を差し引いたコアCPIで経済運行のインフレトレンドを評価している。今年1-9月、中国のコアCPIは昨年同期比0.1ポイント低下し、9月当月は昨年同期比0.6ポイント低下しており、ここ二年の最低値であったことから、経済運行にはインフレリスクがないことを表明している」と強調しました。
さらに、「中国の農業生産は安定しており、食糧、肉豚、野菜、油糧の市場供給が潤沢である。工業生産も安定しており、工業消費財市場では全般的に供給が需要を上回っており、サービス業の供給数と質も絶えず上昇し続けている」とした上で、「中国の物価は季節的、一時的な要素の影響を受けるものの、物価全体の安定推移という流れはこれにより変わることはない」と強調しました。(Yan、む)