北京
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中国とフィリピンの南海問題を巡る二国間協議メカニズムの第三回会議が18日、北京で開かれました。外交部の孔鉉佑副部長とフィリピンのマナロ外務次官がそれぞれ代表団を率いて出席しました。
孔副部長は会談の冒頭で、両国間のこの対話メカニズムを高く評価し、「両国指導者の関心の下に立ち上げられた中比南海問題協議メカニズムは発足以来順調に機能しており、これまで二回の会議を開催してきた。このメカニズムを通じて、双方は意見の齟齬を適切に処理し、海上での実務協力を推進し、絶えず相互理解と信頼を増進させ、多くの面で積極的な進展と成果を遂げてきた」とした上で、フィリピン側と共に今回の会議を全うし、海上情勢の効果的なコントロールと双方の協力の更なるステップアップに取り組んでいきたいとの考えを示しました。
マナロ外務次官は、「双方の協議メカニズムは、ドゥテルテ大統領が2016年10月に訪中した際の共同声明の精神に基づいて立ち上げられたものだ。これまでの二回の会議は、双方の関心事の解決と今後の協力推進が果たした役割を反映するものとなった。南海問題において、公開的かつ率直な意思疎通を行う事について、我々の二国間協議メカニズムは良い手本を示した。双方の間で定期的に対話と協議を行うことによって、双方は問題解決の糸口を見出し、今後の協力に向けての環境作りを実現して行きたい」と述べました。(洋、む)