北京
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スウェーデン王立科学アカデミーは8日、米イェール大学のノードハウス教授と、ニューヨーク大学のローマー教授にノーベル経済学賞を授与すると発表しました。気候の変動と経済政策を分析する上での経済的なモデルや手法の開発に優れた貢献をしたことが評価されました。
選考委員会は、「経済学の核心は希少な資源への対応である。自然は経済成長の主な制約の決め手となる。これに対して人類の知識は、こうした制約への対応を決定するものである。2人は、市場経済と自然、知識といった三者の相互作用を説明するためのモデルや手法を開発した。この結果、経済分析の範囲が広まり、どうすれば長期的に安定した経済成長を持続できるかといった問題への回答により近づくことができた」と評価しています。
ノードハウス教授は1944年生まれで、ローマー教授は1955年生まれです。今年の賞金はおよそ100万ドルです。
なお、ノーベル賞のうち経済学賞は、ノーベルの遺言で設立されたのではなく、スウェーデン銀行が1968年に設け、賞金を提供しているものです。(朱 森)
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