北京
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23/19
第50回東南アジア諸国連合(ASEAN)経済閣僚会合および関連会議が1日、シンガポールで閉幕しました。シンガポールのチャン・チュンシン通商産業相は閉幕後の記者会見で、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉は新たに2つの分野で妥結したと明らかにしました。
シンガポール通商産業省が同日に公開したニュースリリースによりますと、RCEP交渉の18分野のうち、これまでに妥結した「中小企業」と「経済技術協力」の他に、今回は「税関手続きと貿易円滑化」、「政府調達」という2つの新たな分野で妥結に至りました。チャン通商産業相は、年内に実質的な進展を遂げることを各国で改めて確認したとしています。
RCEP交渉は2012年11月から正式にスタートし、ASEAN10カ国に、中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インドを加えた計16カ国が参加しています。RCEPが発足すれば、30億の人口をカバーし、国内総生産(GDP)の総額は21兆ドルを超えます。また、全世界の貿易規模の30%を占める通商グループが形成され、アジア太平洋圏の自由貿易区の構築にもつながると見られています。(洋、星)