北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は2日人民大会堂で、スーダンのバシル大統領と会談しました。
習主席は席上、「スーダンは、アフリカとアラブ世界で重要な影響力を持っている国である。中国政府は、スーダン側が国家の主権と安定を守るための努力を断固として支持し、外部勢力によるスーダンの内政への干渉に反対する」としました。その上で、「中国とスーダンの実務的協力は両国の経済発展を後押ししており、『南南協力』のモデルとなっている」と評価し、スーダン側に対して「一帯一路」の構築に積極的に参与することをきっかけに、双方のエネルギー協力の新たな進展を促し、農業分野における全ての産業チェーンをカバーする協力メカニズムを新たに立ち上げたいとの意向を示しました。
一方、バシル大統領は「スーダンと中国は、確固たる政治的相互信頼と伝統的な深い友情で結ばれている」として、中国の発展の成果と国際社会における重要な役割を評価すると共に、国家の主権、独立、安定の問題でスーダンを支持する中国政府の姿勢に感謝の意を示しました。さらに、スーダン側の見解として「『一帯一路』構想を賞賛・支持し、中国・アフリカ運命共同体の更なる緊密化という主張に賛同する」と述べ、両国間の実務的協力の拡大、国際と地域の問題における協調の強化に取り組んでいきたいとの考えを示しました。(洋、星)