習主席、ベトナム共産党責任者と会談

　中国共産党中央総書記を務める習近平国家主席は20日北京で、ベトナム共産党中央政治局委員を務める中央書記局のチャン・ドク・ルオン常務書記と会談しました。

　習氏はグエン・フー・チョン総書記とチャン・ダイ・クアン主席への挨拶を伝えたうえで、「今年は両国の全面的戦略協力パートナー関係が樹立してから10周年を迎える。この10年間、両国関係は確実な進展を遂げると同時に、自国の発展も大きく促された。これは両国人民の福祉をもたらすとともに、世界の社会主義事業を促進させ、地域の平和と安定にも大きく貢献している」と評価しました。そして、「中国共産党とベトナム共産党は、党建設の面で共通点を持っている。ベトナム共産党との交流を強化していきたい」と述べました。

　これに対して、チャン・ドク・ルオン常務書記は「ベトナムは両国の伝統的な友情を大事にしている。中国との友好関係は、ベトナムの対外関係で最も重要なものである。今後、中国共産党、政府とともに、両国の全面的戦略協力パートナー関係の健全かつ安定的な発展を促していく」と強調しました。（朱　星）