【CRI時評】米国の貿易ルールは「弱肉強食」

2018-07-29 19:50  CRI

图片默认标题_fororder_ping

 米ホワイトハウスの経済顧問はインタビューを受け、「目下、中国は合意の達成を望んでおらず、ゲームの進行を阻止した。いまは中国のターンだ」とコメントしました。同氏は責任を中国に押し付け、その上、貿易戦争をゲームに見立てています。ホワイトハウスの幹部にとって、世界貿易機関(WTO)のルールは米国によって制定されたものであり、自分の都合に合わない相手国はルール違反になるようです。

 米国優先という原則の元では、世界の多国間貿易体制は二の次です。トランプ政権は「貿易相手国のせいで、米国は損をした」と見ています。この考え方が貿易摩擦の原因だと言えるでしょう。

 WTOを中心とする多国間貿易体制は、米国を始めとする西側諸国によって作られたものです。そのルールは制定した国の利益に合っています。WTO加盟国同士に摩擦が生じた場合、WTOの枠組み内で解決することが定められています。米国は今、WTOの職務遂行能力を破壊しようと企んでいます。

 ある米国籍のWTO紛争処理機関の元裁判長は、「WTOの上訴機能は破壊されつつある。7月にかけて、米国は10カ月連続でWTOの次期裁判官の任命を妨げている。米国は、トランプ政権が競争相手と見なす中国の迅速な発展を、WTOを通して阻止できなくなった。このことを米国は不満に思っている」との見解を示しています。

 このほか、米国は232条調査や301条調査を発動し、鉄鋼やアルミニウムなどの製品に追加関税を課しています。カナダ、EU、メキシコ、インド、ロシア、中国などの経済体がその影響を受けています。

 米国は国内の通商法に基づく調査を生かし、競争相手と貿易パートナーにダメージを与えました。米国はますます一国主義、保護主義の方向へと進んでいきます。

 ホワイトハウスの経済担当者は米国のこのような行為を見て見ぬふりするどころか、中国を非難しています。中国がワシントンの要求を満たしたら、摩擦はすぐ解決できる、というのが彼の考え方だそうです。このことは、米国の覇権主義を十分に反映していると言えます。

 米国の貿易ルールは「弱肉強食」です。米国は世界で最も強い国として、ルールの無視を続けています。イラン核合意、パリ協定、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のルールすらも、自分勝手に否定しています。これこそがトランプ主義と呼ばれるものなのでしょう。

 「CRI時評」論説委員

 (翻訳:殷、謙)

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の担当者 劉叡琳_fororder_周一刘睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の担当者 王小燕&斉鵬_fororder_周二小燕齐鹏130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の担当者 謝東&劉非_fororder_周三谢东刘非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 劉叡&孟群_fororder_周四刘睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 任春生_fororder_周五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通车周末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協会_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中国_fororder_9中国網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中国百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
佟同