北京
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中国疾病予防対策センターの専門家が25日、ワクチン接種に関する人々の質問に答えました。
Q:不正に流通した百日咳・ジフテリア・破傷風ワクチンに対してどのような措置を取ったか?
A:2017年10月29日、当時の国家食品薬品監察管理総局と国家衛生計画生育委員会が通知を出し、「ワクチン生産企業に対し、基準を満たさないワクチンの在庫を即時密封・保存するとともに、未使用の製品リコールするよう命じるように」と吉林省と湖北省の食品薬品監察管理部門に求めました。また、関連の百日咳・ジフテリア・破傷風ワクチンの使用をただちに中止し、これまでの使用状況を把握するよう、河北省、山東省、重慶市の衛生計画生育部門に要求しています。また、当時の国家衛生計画生育委員会は専門家チームを組織し、不正ワクチンがもたらした影響を調査しました。その後、「一部の子供が基準に満たない百日咳・ジフテリア・破傷風ワクチンを接種したが、短期的に見て、これらの病気に罹ったり、大規模感染が発生したりする可能性は比較的低い」との調査結果が示されています。
2018年3月には、中国疾病予防対策センターの専門家らが「百日咳・ジフテリア・破傷風ワクチンの再接種についての技術案」を制定し、河北省、山東省、重慶市の各疾病予防対策センターや長春長生生物科技有限責任公司、武漢生物公司にその技術案を送りました。それと同時に、この三つの省の疾病予防対策センターの専門家らはワクチンの再接種に関する詳細や技術的な要求について討議しました。その上で、関連規定に従った再接種が進められてきました。
Q:不正に流通した百日咳・ジフテリア・破傷風ワクチンを接種した場合の、再接種の規定は何か?
A:百日咳・ジフテリア・破傷風ワクチンは本来、生後3カ月、4カ月、5カ月、18カ月の時点でそれぞれ接種するものです。基準を満たしていないワクチンを接種した子供は、希望すれば無料で再接種を受けられます。ただし、接種回数は最大5回までで、それを超えてはいけません。(藍、謙)
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