北京
PM2.577
23/19
米国は6日、340億ドル分の中国製品に対して25%の追加関税を実施する措置を発動しました。中国商務部の報道官はこれに対して、「米国が世界貿易機関(WTO)のルールに違反し、経済史上最大の貿易戦争を発動した。これは典型的な貿易覇権主義であり、世界の産業チェーンやバリューチェーンを脅かし、世界経済の回復を妨げ、グローバルな市場に動揺をもたらすものだ」と表明しました。
また報道官は、「中国は先手を打たないと約束したが、国家と国民の利益を守るために反撃をせざるを得ない。即時に世界貿易機関(WTO)に通報し、世界各国と共に自由貿易や多国間体制を守っていく」と述べました。
さらに、改革を着実に進め、開放を拡大し、企業家精神を守り、知的財産権の保護を強化して、中国に駐在している外国企業に良好なビジネス環境を与えるという中国側の立場を重ねて述べました。また、各企業に及ぶ影響を見積もり、効果的な手段で支援していくという姿勢を示しました。(ヒガシ、森)