北京
PM2.577
23/19
マティス米国防長官の3日間にわたる中国訪問が28日、終了しました。これはマティス国防長官の就任後初の訪中であり、米国防長官による訪中としては4年ぶりとなりました。
訪問期間中、マティス国防長官は中国の軍指導層と共に、両国・両軍関係および共に関心を持つ問題について意見を交わしました。マティス国防長官の今回の訪問について、専門家は「中米両国、両軍の関係を推進する上では、『コミュニケーション、相互信頼の増進、意見の相違の管理と協力の強化』が重要なポイントとなる」と指摘しています。
軍事科学院の劉琳研究員は「マティス国防長官の今回の中国訪問は、中米両軍の、対話を通じて両国、両軍間の意見の相違を適切に処理し、相手の意見を理解しようという姿勢を表した。両軍関係の改善に向けた前向きな動きである」と評価しました。
また、同科学院の趙小卓研究員も同様の見解を示し、「訪問の日程は短かったが、内容には深みがあった。軍の指導層同士の直接的な交流によって、米国側は中国側の政策と主張をより速く、より良く理解することができた。これは中米両国、両軍関係の発展につながるだろう」と述べました。その一方で、「中米両国間の構造的な問題に関しては、今回の訪問によって解決されることはない」との見方を示しました。(鵬、謙)
ギャラリー