北京
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習近平中国共産党中央委員会総書記兼国家主席は20日、北京の釣魚台国賓館で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長兼国務委員会委員長と会見しました。
両党両国の指導者は、極めて友好的な雰囲気の中、お茶を酌み交わしつつ、踏み込んだ内容の会談を行いました。
席上、習総書記は「金正恩委員長はこの百日の内に3度訪中し、私と会談を行い、共に中朝のハイレベル交流の新たな歴史を創りあげた。我々は、中朝双方が形成した重要なコンセンスが少しずつ結実し、中朝の友好協力関係が新たな活力をみなぎらせ、朝鮮半島における対話の緩和の動きが力強く支えられ、朝鮮労働党の新たな戦略路線が朝鮮の社会主義事業を新たな道のりへと歩みを進めていることを喜ばしく考えている。私は、中朝双方が共に努力することで、中朝関係は必ずや両国と両国民に幸せをもたらすと信じている。そして、中朝双方および関係各国が共に努力していくことで、朝鮮半島と北東アジア地域は必ずや平和で安定し、発展し栄える美しい未来を迎えられると信じている」と強調しました。
また、習総書記は「目下、中国の特色ある社会主義は新たな時代を迎え、中国共産党と中国の各民族の人民は党中央委員会を中心に団結を強め、『二つの百年』の努力目標と中華民族の偉大なる復興という中国の夢を実現に向け努力している。中国は朝鮮と共に、互いに学びを深め、団結し、協力し、両国の社会主義事業のより美しい未来を共に切り開いていきたい」と強調しました。
これに対して、金委員長は「朝中両国は今家族のように親密な友好関係をもち、助けあっており、習近平総書記同志も私たちに親しく感動的な関心と支持を与えてくれている。今回の中国訪問は、総書記同志との友誼をさらに深化し、朝中関係を発展させる有利な契機となる。私は中国の同志らと共に、朝中関係を新たな高みへと進め、世界および地域の平和と安定にあるべき役割を演じていく」と述べた上で、「習近平同志を核心とする中国共産党中央委員会の指導と習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想の指導のもとで、中華民族の偉大な復興という中国の夢は必ず順調に実現していくことと信じている」と述べました。
なお、習総書記夫人である彭麗媛氏、金委員長夫人李雪主氏も会見に同席しました。会見後、習総書記は金委員長夫妻の為に昼食会を催しました。
また同日、金委員長は中国農業科学院国家農業科技イノベーションパークと北京地下鉄指令センターを見学に訪れました。(雲、む)