2018上海・日本映画週間、『いぬやしき』がオープニング上映

会場の様子

　「2018上海・日本映画週間」のオープニングセレモニーが17日、上海の新衡山映画館で行われました。佐藤信介さんが監督を担当、木梨憲武さん、佐藤健さん、本郷奏多さんらが出演する奥浩哉さんの人気漫画を実写映画化した『いぬやしき』が、オープニング上映を飾りました。

会場の様子

　『いぬやしき』は58歳の普通のサラリーマン・犬屋敷壱郎が獅子神皓という高校生とともに、謎の事故に巻き込まれて機械の体に生まれ変わり、特殊能力を持つようになるという物語で、ＣＧなど最先端の技術を駆使したＳＦアクション作品です。

佐藤信介監督

　佐藤監督と出演者の本郷さんが会場に駆け付け、上映前に映画への思いを語りました。佐藤監督は、「この作品は日本で公開されたが、日本を越えて外国で上映するのは初めてのこと。上海国際映画祭に上映するのはたいへん光栄だと思う」と話しました。さらに、「作品の最初は予想しないところから始まり、ようやくたどり着ける冒険のような感じが大好きだ。後半から映画独自の展開があり、原作を知っている方もアニメと違う映画のリズムを感じることができると思う。原作を知らない方も楽しみにしてほしい」と映画の見どころを紹介しました。

出演者・本郷奏多さん

　本郷さんは原作がアニメ化されたとき、声優として出演し、今回の映画で同じキャラクターを演じました。本郷さんは、「『いぬやしき』の原作の漫画が大好きなので、映画に出演して非常に嬉しかった。この作品は迫力ある作品で、楽しんでもらいたい」と述べました。（取材：李陽　チェック：星）

列を作り入場を待つ観客