北京
PM2.577
23/19
「朋有り遠方より来たる、また楽しからずや」。数日前、山東省青島で開かれた上海協力機構サミットで、習近平主席は昔の思想家・孔子のこの名言を使って、各国の首脳に歓迎の意を伝えました。
第18回中国共産党全国代表大会の後、習主席は多くの重要な場で、昔の知識人の有名な言葉を引用して、国政運営の理念を解釈しました。
今月9日と10日、孔子の故郷・山東省で上海協力機構サミットが開かれました。習主席は、各国の首脳に歓迎の挨拶を述べた際、「山東省は儒学の発祥地である。儒学は中華文明の大切な部分だ。儒学の学者は、『大道之行、天下為公(大道の行われる世では天下は公とされる)』と唱え、『協和万邦、和衷共済、四海一家(世界はともに仲良く、心を合わせて協力し、人類は一家)』と主張した。この『和』と『合』の理念は、『上海精神』と共通点がある」と語りました。
ともに歴史を誇る文明大国である中国とメキシコ。2014年に中国国家博物館でマヤ文明展が行われ、習主席夫婦とメキシコ大統領の夫婦が、序幕式に出席しました。習主席はあいさつで、「例記・学記」の名言「獨學而無友、則孤陋而寡聞(独りで学び友は無い、それでは浅はかになる)」を引用し、「文化交流や学び合いを通じて、両国の文明に生命力を注ぐことができる」と述べました。(任春生、森)