北京
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ウィーン常駐中国代表団は現地時間の28日、ウィーンにある国連宇宙部と共に、中国宇宙ステーション国際連携共同声明発表会を開催、中国の宇宙ステーションにおける国際連携の正式なスタートを切りました。
中国の宇宙ステーションは2022年までに完成され、使用が開始される予定となっていますが、今回ウィーンで発表された「中国宇宙ステーション国際連携共同声明」により、中国は宇宙ステーションをすべての国や組織、私企業に開放し、世界各地の科学者らに中国宇宙ステーション内での科学実験の機会を提供することを宣言したことになります。史忠俊ウィーン常駐国連とその他の国際組織担当大使は挨拶の中で、「開放・平和・共栄」といった中国の宇宙空間における国際協力の理念を説明した上で、各国の参加に歓迎の意を表し、共通利益の追求を呼びかけました。
「中国宇宙ステーション国際連携共同声明」の発表当日、国連宇宙部は正式に各国にそれを通知し、今年8月31日までに協力プロジェクト参加申請を提出するよう呼びかけました。次の段階では、中国と国連宇宙部は受理した申請について共に審査を行い、具体的な協力プロジェクトの採用を確定した後、関係各サイドによる実施段階へと移行していくとのことです。(藍、む)