北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は8日、米国のトランプ大統領の要請に応じて電話会談を行いました。
習主席はその際、「現在、中米関係の発展は重要な段階に入っている。わたしは両国関係の発展を高く重視し、大統領との仕事上の良好な関係を大切にしている」と示した上で、自身とトランプ大統領が北京で会談した際に達した共通認識を確実に実行し、ハイレベルと各クラスの往来を保ち、尊重し合い、互いに利益を与え合い、協力に焦点を当て、意見の相違は適切に処理して、両国関係が安定的かつ健全に前進していくよう望んでいるとしました。
習主席はさらに、「経済貿易協力は中米関係にとって、船体を安定させる『バラスト』や、推進させる『スクリュー』のような存在であり続けている。双方は先週、北京で、経済貿易問題について率直で効率的、かつ建設的な協商を行った。双方は意思疎通を保ち、問題を適切に解決していく方法を見出し、互恵・ウィンウィンの成果を遂げることができる」と述べました。
これに対して、トランプ大統領は「アメリカは米中関係を高く重視している。習近平主席と引き続き密な連絡を取っていけることを期待している。アメリカは中国と共に努力して、各分野における実務的な協力を強化し、経済貿易問題を適切に処理して、米中関係のさらなる発展を推進し、両国民に実利をもたらしていきたい」と述べました。
両首脳はまた、朝鮮半島情勢について意見交換をしました。これについて習主席は中国の立場を改めて述べ、米朝首脳会談を支持することを強調したうえで、「米朝が互いに目を向けながら歩み、相互信頼を確立して、段階ごとに行動し、会談や協商によってそれぞれが関心を寄せる問題を解決して、安全保障分野における朝鮮側の合理的な関心を考慮し、共に朝鮮半島問題の政治的な解決プロセスを推し進めて行くよう希望する。中国は引き続き朝鮮半島の非核化と地域の永久的安定の実現に積極的な役割を果たしていきたい」と述べました。
これに対して、トランプ大統領は「朝鮮半島問題における中国の立場を高く重視し、中国が果たした積極的な役割を賞賛する。米国は中国との意思疎通を強化して、交渉による朝鮮半島問題の解決を共に推し進めていきたい」と述べました。(藍、謙)
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