北京
PM2.577
23/19
国務院関税税則委員会がこのほど発表したコミュニケでは、5月1日から、暫定税率の形として、抗がん剤を含む全ての通常薬品、抗がん効果のあるアルカロイド剤及び漢方薬の輸入関税をゼロにすることを明らかにしました。これを受けて、国家衛生健康委員会の責任者は28日、今後も持続的なメカニズムを立ち上げ、様々な方面とルートでがん患者の医薬費負担の削減に努めていくと示しました。
現在、がんは人々の健康と命を脅かす最大の脅威になりつつあり、その発症率と致死率はいずれも上昇傾向にあります。同時に、抗がん剤価格の高騰により、患者は大きな負担を抱えています。統計によりますと、中国では市販の抗がん剤は138種類あり、2017年のがん患者の薬品負担額は1300億元(約2兆2383億円)に上ったということです。
国家衛生健康委員会の曾益新副主任は、5月1日からスタートする抗がん剤輸入関税の撤廃のほか、市販の103種類を含む抗がん剤の生産と輸入における増加価値税の削減や、医療保険適用の抗がん剤の価格削減、及びより多くの抗がん剤の医療保険参入交渉の展開など、様々な方面とルートで抗がん剤の費用削減に努めていくと明らかにしました。(洋、星)