春節を迎えて・中国の「廟会」を見てきました

　（旧暦ですが）明けましておめでとうございます。中国ではこの時期にようやく新年気分となります。

　北京暦13年目の私は、以前はこの大型連休を利用して一時帰国していましたが、ここ数年は北京で春節を過ごしています。この時期は北京各地で、日本の縁日に相当する「廟会」が行われており、私も旧暦の元旦にあたる16日に「朝陽公園」まで足を運んできました。

　場所は市の中心部に程近く、地下鉄の駅がすぐそばにあって、大変便利です。

　この公園はかなり広大な面積を誇り、様々な遊戯施設があって、週末には大勢の人がつめかけるメジャースポットです。この日はご覧の通り、いつもに増して賑わっていました。

　このような風光明媚な景色が広がり、都会の中のオアシス的な存在です。

　ここ朝陽公園の「廟会」の特色は「インターナショナル」とのことです。

　そこで、このようなステージも披露され、外国人のパフォーマンスも見られました。

　異国情緒もあって、結構ご満悦だったりして。

総合施設らしく、まとまった規模の遊園地も備えています。

　こちら、2階建てのメリーゴーランド。このほかに、ジェットコースターなど多数の乗り物があります。

　市内の公園としてはかなり広く、くまなく回るのはとても大変です。少し頑張って、奥の方へと進むと、

　このようなジョギングコースもあります。中国では市民ランナーが急増しており、ここでランニングに励む人の姿も見られます。

　この時期は工場などが稼動を休止しているため、空気もとてもきれいで、楽しく散策できました。どの「廟会」もかなりの賑わいを見せていますが、ここは比較的穏やかで、アクセスも便利なので特にお薦めです。旧正月とは縁遠くなった日本ですが、こちら中国在住者はちょうど今、のんびりと過ごしているところです。

　ところで、最後におまけ写真を掲載します。これは何か分かりますか？

　「果皮箱」と書かれていますが、決して果物の皮専用の回収箱ではなく、単なるゴミ箱のことです。紙くずなども含めて、遠慮なくゴミを放り込んで下さい（笑）。（森　雅継）