イスラエル首相「不法移民は追放」

　イスラエルのネタニヤフ首相は２８日、定例の内閣会議で、不法移民は第３国へ追放すると表明しました。

　ネタニヤフ首相は「本物の難民だけがイスラエルに残れる。イスラエルには『不法移民』を滞在させる義務はない。不法移民は第３国に追放することになる」と述べました。

　イスラエルの内務省によりますと、現在、イスラエルにはアフリカからの避難民が約3万8000人おり、そのほとんどが2006年から2012年の間に入国し、大半がテルアビブ南部に滞在しているとのことです。

　イスラエル議会は去年12月、法律を修正し、国外への退去を拒否した不法移民は刑務所に投獄するとしています。（朱　森）