王家衛(ウォン・カーウァイ)

2017-09-14 09:21  CRI

王家衛(ウォン・カーウァイ)

 香港を代表する映画監督の一人である王家衛(ウォン・カーウァイ)は、上海出身で5歳のときに香港に移住。グラフィック・デザインを専攻していた彼は、初めは脚本家として映画界入りし、1988年に『いますぐ抱きしめたい(原題:旺角卡門)』で監督デビュー。1994年の『恋する惑星(原題:重慶森林)』をクエンティン・タランティーノが絶賛したことが、世界的に有名になるきっかけとなりました。

 彼の作品は、モノローグのような語り口調や、MVを髣髴とさせるスローモーション、それに手持ちカメラを用いた躍動感あふれる映像により、中華圏映画界で独特な存在感を放っています。また、脚本を書かず、俳優に指示を与え、アドリブの演技をさせるという実験的な演出でも知られています。

 代表作には『欲望の翼(原題:阿飛正傳)』(1990)、『恋する惑星(原題:重慶森林)』(1994)、『楽園の瑕(原題:東邪西毒)』(1994)、『天使の涙(原題:墮落天使)』(1995)『ブエノスアイレス(原題:春光乍洩)』(1997)、『花様年華』(2000)などがあり、いずれも日本で紹介されているほか、『ブエノスアイレス』によりカンヌ国際映画祭監督賞を、『花様年華』でセザール賞外国語映画賞を受賞するなど国際的に高い評価を受けています。日本では、2004年の作品『2046』に木村拓哉が出演したことでも話題になりました。

 2010年代以降はローペースで作品を制作していますが、2013年には第63回ベルリン国際映画祭の審査委員長を務め、同映画祭のオープニング作品として彼の作品『グランド・マスター(原題:一代宗師)』が上映されました。

 そんな王家衛監督は、国際的な映画データベースともいわれる映画サイト「TSPDT(TheyShootPictures)」が今年発表したランキング「21世紀世界の名監督100人」で、なんと1位に選ばれました。このランキングは2000年以降に2作品以上を手掛けた映画監督を対象に実施し、王家衛のほか、中華圏からは賈樟柯(ジャ・ジャンクー)や、李安(アン・リー)、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)らもランクインしています。

 なお、同ランキングのトップ10は次の通り:①王家衛(ウォン・カーウァイ)②デヴィッド・リンチ(米)③ミヒャエル・ハネケ(オーストリア)④アピチャートポン・ウィーラセータクン(タイ)⑤ポール・トーマス・アンダーソン(米)⑥ラース・フォン・トリアー(デンマーク)⑦リチャード・リンクレイター(米)⑧賈樟柯(ジャ・ジャンクー)⑨テレンス・マリック(米)⑩李安(アン・リー)

 今や中華圏のみならず世界のトップ映画監督と認められた王家衛のこれからの活躍に、ますます目が離せません。

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6月17日放送分
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