北京
PM2.577
23/19
「言葉に自信が無くても、このお店なら大丈夫ですよ」
そういって、劉叡アナが連れてきてくれたのが、マーラータン(麻辣烫/ma2 la4 tang4)の人気チェーン店「張亮(ジャンリャン/zhang1 liang4)」との出会いでした。
マーラータンは中国の伝統ある人気料理のひとつ。
さまざまな具を、辛いスープで煮込む、火鍋の親戚のような四川料理です。
一口にマーラータンといっても、入れる具やスープの味付け、提供の仕方はお店によって様々です。
今日は「張亮」のマーラータンをみなさんにご紹介します。
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さて、早速、CRIの最寄りの「張亮」にやってきました。
店内に入ると、いろんな食材がずらり!
そう、マーラータンのお店には、こうして入れたい具をセルフで選ぶ店が多いです。
「言葉に自信が無くても大丈夫」というのは、中国語で注文をする必要がないということだったのですね。
各種野菜にキノコ類、魚のすり身や肉類、ギョウザだってあります。
目移りしちゃいますね。
そして忘れちゃいけないのが、麺です!
今回はオーソドックスな乾麺をチョイス。
他にも、モチモチした生麺や、パスタのような麺など、麺だけでも多種多様です。
具を選んだら、お会計。
ついつい食材を取りすぎると、気になるのは、そう、お会計ですよね。
このお店の代金は、レジで量る重さで決まるのです。
1斤(500グラム)につき18元の明朗会計。
今回のお値段は・・・?
454グラムで16.34元でした。
日本円に換算すると約278円(1元=17円で計算)
思ったより安くて驚きました。
しかもこのお店、端数の0.34元は切り捨ててくれるのです。
こういう、ちょっとしたサービスも人気の秘密なのでしょう。
お会計をすると、食材は厨房に運ばれていきます。
それから約10分ほどで・・・
お待ちかねのマーラータンが出来上がりました!
見た目は日本のラーメンのようですね。
<大喜びの筆者>
一口食べると、濃厚な豚骨スープにゴマだれの香りがたまらない!
ピリッとした辛さと、中華独特の「シビれる」辛さが後を引きます。
何より、食べたいものばかり選んでるわけですから、どの具も美味しい!
<おいしそうに頬張る劉叡アナ>
お店には各種飲料も置いてあります。
劉叡アナが飲んでいるのは「北氷洋(ベイビンヤン / bei3 bing1 yang2)」
オレンジ味の炭酸飲料です。彼らにとっては懐かしの味らしいです。
<童心に返る劉叡アナ>
ここで、おもしろい光景を見かけました。
制服をきたお兄さんたちが食材を選んでいますが、実は彼らはフードデリバリーのスタッフ。中国では、料理の出前を代理してくれる、このようなサービスが増えています。
「張亮」のマーラータンも、自宅や職場に届けてもらえるわけです。
「張亮」の店内にはこんな標語があります。
「我们不一样!」
直訳すると「私たちは同じではありません」、
言い換えると「俺たちは一味ちがうぜ!」といったところでしょうか。
他とは一味違う、「張亮」のマーラータン。
中国で見かけた際は、ぜひお試しあれ。
梅田謙