会員登録

老北京物語と700年の時を刻む「国子監街」

2012-02-14 21:36:37     cri    
 

  

 前回は、800年の歴史を持つ北京市西城区の「護国寺街」を紹介しましたが、東城区にもこのような町があり、「国子監街(こくしかんがい)」と呼ばれます。

  

 安定門といえば雍和宮(ようわきゅう)。北京市にある最大のチベット仏教寺院です。雍和宮の西にある通りに入ると、700年の長い歴史を持つ「国子監街」に足を踏み入れます。「国子監街」、西は安定門内大街、東は雍和宮大街まで、全長669メートルあります。元代につくられ、清代には「成賢街」と名付けられ、民国時期には「国子監」と呼ばれました。1965年から後は「国子監街」と改名されました。真ん中あたりに「国子監」と「成賢街」と書かれた牌楼(はいろう・中国の伝統的な建築様式の門のこと)があります。「孔廟」と「国子監」の2つの施設が牌楼に挟まれています。

 

 ・国子監(こくしかん)

 元代大徳十年(1306年)につくられた元・明・清時代の最高学府で、国家運営にあたる幹部の人材養成機関でした。国子監の主要建築物である辟雍(へきょう)殿は、清代乾隆四十九年(1784年)に建てられ、皇帝らが講義した講堂でした。中国で現存する唯一の古代学堂となります。

 

 ・孔廟(こうびょう) 

 中国最大の孔子廟は山東省曲阜市中心部にありますが、元の初代皇帝・フビライが都を北京に移した後、思想統治を強化するため、大徳六年(1302年)につくりました。元・明・清代の皇帝らは孔子を祠るため、ここで盛大な孔子祭りを行っていました。廟内に入ってすぐ、元・明・清代の科挙合格者51624人の名薄石碑が198基並べられています。そのうち、元代の石碑は3基、明代は77基、清代は118基。

1 2 3 4 5 6 7
関連ニュース
関連項目
v 北京の軽食VS台湾の軽食 2011-08-26 21:33:07
v 元宵節・前門上元灯会视频 2011-02-18 20:22:52
v 2011年、北京のカウントダウン视频 2011-01-01 21:51:04
v 「80後」専用教室―「北京8号学苑」 2010-11-07 21:21:48
v 老北京胡同の物語<2> 2010-10-24 15:57:19
v 老北京胡同の物語<1> 2010-08-13 16:59:34
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS