研修合宿から2日ぶりに局に戻り、気がかりの桜林の方向を眺めると、緋色が明らかに濃くなりました。
オフィスに戻ると、「桜が咲いたよ」と同僚たちが教えてくれたものの、彼らは残念そうな表情が隠せませんでした。
「今年は葉が先に芽を吹き出してしまい、葉桜の花見になりそうです」。
例年と比べると、今年は10日から2週間ほど遅い開花になります。
荷物を下ろして、すぐに花に挨拶しに行きました。
桜林の前の芝生は鮮やかな緑に生き返り、可憐なスミレの花が紫の絨毯を織り出していました。北京では、つい先日まで、再び零度に冷え込んでいたものの、一旦蘇った万物は成長を止めることはありませんでした。
あいにく花曇の天気でしたが、きれいなさくらの花が見えました。気のせいか、色は例年よりは、やや薄いかもしれません。確かに、若葉は待ちきれないように先に顔をのぞかせています。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |