黄砂が過ぎ去りました。霞んで、砂っぽい土色の空が消えました。朝、13階のオフィスに立ち、周囲を眺めると、いつもの風景が戻ってきました。
朝・CRIからの八宝山方向を眺める
先週末から立て続けに黄砂が2回も北京を襲いましたが、これでやっと落ち着き、しばらくの間、黄砂の心配はないという天気予報が出されました。
局ビルからの眺め(上・3月22日/下・3月23日)
気温は3~11℃。3月らしい、春めいた気候です。太陽に照らされ、空を突き抜けそうなポプラのこずえが元気を取り戻したように見えます。木々たちは長い冬眠から目覚めて、猛スピードで緑を吹き返す季節がやってきました。
天気予報は、本日の「洗車指数」を2と予告しました。つまり、最高レベルの1ではないですが、「比較的洗車に適している日」なのです。駐車場では、砂埃をかぶった車が減り、お風呂から上がったばかりのようなぴかぴかの車が戻ってきました。
ちなみに、北京では、日づけが23日に変わると共に、4ヶ月にわたったスチームによる暖房が終わりました。この冬は雪が多く、寒い日が長引いたため、例年より22日間もスチームの供給期間が伸ばされ、これは北京の暖房供給の歴史上初めてのことだそうです。
黄砂一過。春がもう一歩で北京に届きます。
CRIの庭には飼い主に捨てられた猫ちゃんが収容されていますが、最近はワンちゃんも仲間入りしました。
猫たちもワンちゃんたちも人間同様、黄砂一過を喜んでいるように庭を闊歩していました
(王小燕)
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