今年の北京、桜の開花は遅くなりそうです。CRIの庭にある桜の木は、例年の今頃だと、もう雲か霞かのような花を咲かせて、花見客の気持ちをうきうきさせています。しかし、今年は今日になっても、まだ豆粒ほどの蕾しか見られません。
桜の開花を静かに待つことにして、北京の春の前奏曲と言えば、木蓮の花です。
昨日、夕暮れ時に局の庭を散策すると、木蓮の木にいつもと違う気配が漂っていることに気づきました。前日まで特になにもなかった枝には、今にも綻びそうな白い蕾がたくさん頭角を現しています。
しかし、人間の性格に千差万別があるのと同じように、木蓮の木にもせっかちな木やのんびりした木がそれぞれあるようです。もう咲くぞと意気込んでいる木もあれば、まだ冬のままのような木もすぐに傍にあったりします。
本日も昨日におとらぬ晴天。青空に映えて、木蓮の一番咲きにレンズを合わせてみました。
今年の春は遅いとは言うものの、花もこう目覚めた以上、これからの成長が楽しみです。(王小燕/4月2日撮影)
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