ところで、この桜林のすぐ近くで、24時間開花の様子を見守っている「さくら番」たちがいます。
彼らは実に悠長な性格の持ち主で、気候のことも、開花のことも一向に気にせずに、ただひたすら
紫か緑の絨毯の上、
桜の木の幹の周り、
花が咲き始め、低く垂れてきた枝の下で
散歩を楽しみ、あるいは思いっきりスピードを出して走り、あるいは綺麗な「女の子」とデートしたり、目をきょろきょろさせて回りを観察し続けたりしています。
彼らは顔も色も体つきも性格もそれぞれ異なります。しかし、のんびりした春景色、とりわけ開花した桜の木にはやはりお似合いだと思いました。
今年の染井吉野が何故花よりも葉が先に出たのか、その秘密を一番良く知っているのも、彼らなのかもしれません。
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