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中日交流協議機構第4回会議 日本民主党訪中団インタビュー

2012-03-30 19:36:51     cri    

 日本の輿石東民主党幹事長が率いる民主党訪中団が23日から25日まで中国を訪問しました。この期間中、訪中団は中国の習近平国家副主席と会談し、4回目となる「交流協議機構」に出席しました。25日、今回の団長を務める輿石東幹事長がインタビューに答えました。


輿石東民主党幹事長

――今年は中日国交正常化40周年に当たります。中日関係はこの40年の間にどのような重大な節目がありましたか。中日関係にはどのような特徴、教訓がありますか。

 この40年の過去の歴史を振り返って、中国と日本は海で隔てられているとはいえ、交流が続いている隣国として両国は手を結ばないと、世界の平和と繁栄はないと思います。

 この間、四つの基本的な文書というのがあります。それぞれ折々の問題に対し先人たちがきちんと信頼関係を築いたものです。

 一番目は40年前の1972年に、日本の田中角栄元総理大臣と中国の周恩来総理が調印した『日中共同声明』です。そのとき、毛沢東元国家主席が、「もう喧嘩は終わりましたか」という有名な話を話しました。それからは1978年の日中平和友好条約、1998年の日中共同宣言、および前回の2008年の日中共同声明も発表されました。そういう歴史の上に、今回の協議会も歴史の原点に立ち戻って、これからの日中間の友好関係をどう深化させていくかという目的で二日間にわたって協議をしてまいりました。


会場の様子

 そして、民主党の高橋千秋広報委員長にもお話を伺いました。

――ここ数年、中日間で不愉快な事件がたびたび発生しました。このような事件は両国の国民に悪い影響をもたらしました。どのようにこのマイナス影響を取り除き、両国国民の感情を深められると思いますか。

 この質問について、昨日の会議でも何度も話しました。日本側もそうなんですが、中国側も同じことに意見を提出しました。お互いに親しみを感じるかどうかという世論調査をした時に、(「親しみを感じる」という答えは)20%ぐらいにとどまっています。私たちも両国国民の感情をどのように改善するかは真剣に検討しました。

 それぞれの立場で考え方は当然違うわけです。お互いにとって不愉快な話がありましたけれども、それぞれの国民にとっては、やはり様々なレベルでの交流を通じてそういう国民感情が悪くならないように努力していくということが大変必要です。そのために今回の中国共産党と日本の民主党との交流協議が行われました。

 この40年間でいろんなことが起きても、そういうことに左右をされないようなしっかりとした日中関係を作っていくのは大変重要なことだと思います。そのためにわれわれも今回来たわけであります。今までもいろんな協力をやってきておりますけれども、友好だけではなく、いろんな意見を交わしながら、本当の日中関係を発展させるのは大変重要なことだと考えています。


城島光力民主党国会対策委員長

 最後に民主党の城島光力国会対策委員長に日本の復興の状況を伺いました。

――昨年の3月11日に東日本大震災が発生しました。日本では、復興はどの段階に進められていますか。

 東日本大震災、そして原発事故が昨年の3月11日に発生しました。それから一年経ちましたが、中国の皆さんから大変温かいご支援をいただきました。また、胡錦涛国家主席が震災発生直後、日本大使館にお越しいただきまして、改めて感謝したいと心からお礼を申し上げたいと思います。

 地震から一年経っていますが、まずは復旧、そしては復興ということに対して、政府は四回にわたって補正予算を組み、何とか早く復旧、そして復興という取り組みをしてまいりました。その結果、被災地のインフラ、経済などが着実にたてなおされて、復旧、復興は着実に進展しているということがいえると思います。被災地の約8割以上が復興プランを策定しました。再生エネルギーについての推進プロジェクトとか、先端医療拠点を目指し、世界的モデルを目指すというようなプランも生まれております。

 復興の基本方針で定めた復興期間というのは十年であります。政府、われわれ与党でありますが、一丸となって、被災地の復興に向けた取り組みを全力でサポートするということと共に、全国民が力を合わせ、復興について日本再生という歴史的な使命に取り組んで努力しています。(取材:李陽)

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