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崑曲、中日両国文化交流の架け橋――赤松紀彦日本京都大学教授

2011-06-20 21:16:42     cri    


笛の演奏をしている赤松紀彦教授

――崑曲を勉強してから、どんな収穫を得ましたか。

 もともと私が勉強したのは 西方の音楽だったのです。日本人なのに、日本の伝統をあんまり知らなくて、そういう伝統的なものに一番最初触れたのは、音楽に関する中国のものです。ですから、非常に面白かったですね。

――一番好きな崑曲家はどの方ですか。好きな演目は何ですか。その理由は何でしょうか。

 もちろんやっぱり張継青先生です。ちょうど私が南京にいたのは80年代ですから、張継青先生は若かったし、一番全盛期です。そのころ見た『牡丹亭』はやっぱり好きです。今でも好きです。

――現在の日本での崑曲の発展を紹介していただきたいのですが、、、

 日本では最近、有名なのは坂東玉三郎さんです。もともと今から20年ぐらい前に、日本崑劇之友社を作ったことがあって、要するにそれは曲社なんです。その時に私が最初に代表になりました。何人かの若い学生たちが中国で崑曲を勉強しました。それはもうずいぶん前のことです。

 これは一昨年私が出版した『能楽と崑曲』という本です。ここでの写真は崑曲の『牡丹亭』の『尋夢』です。この出演者は実は日本人で、前田さんという女性です。そんな活動もやっています。

 実は張継青先生は1986年に日本に来られて、『牡丹亭』を上演しました。そのときものすごく反響が大きかったです。その時に崑曲に触れて、好きになった人がたくさんいますね。そして、坂東玉三郎さんもそのときに張継青先生の舞台を見て、それで崑曲というのはすばらしいなあと思ったというふうにおっしゃいました。(づづく)

 (取材:李陽、チェック:国清、中原)


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